「やりたいことがわからない」となる理由

自分のやりたいことがわからないと悩む人は少なくありません。

今の仕事はやりがいが感じられない、けれど、他に何がしたいかと言われるとわからない……。そんな時は、悩んでしまうもの。

では、どうして自分のやりたいことがわからなくなってしまったのでしょうか。原因を紐解きながら、やりたいことを見つけるためのコツを紹介します。

■やりたいことがわからない原因

まずは、やりたいことがわからなくなる原因を紐解いていきましょう。

◇(1)自分の感情を抑圧している

社会人になると、やるべきことが増えますよね。「仕事だから」という理由で、自分がやりたいかどうかよりも、「そうすべきだから」という理由でこなしていく。自分が楽しいと思うことよりも、周りから評価されることを優先的にやっていく。

そんなふうに自分の楽しい・嬉しい・ときめくというようなプラスの感情を抑圧している状態が続くと、感じる力が弱まって自分がどうしたいのかがわからなくなっていきます。

やりたいことはハートで感じるもの。「~すべき」といった思考優位の状態では、なかなか見つからないのです。

◇(2)「どうせ無理」「私にはできない」と思い過ぎている

やりたいことがないと言っている人でも、よく話を聞くと、実はやりたいことを持っている場合は案外多いです。なのに、なぜ「やりたいことがない」と思っているかというと、否定的な思い込みのせいです。

「これ、いいな!」とハートが反応するものを見つけても、「でも、難しそう」「私には無理な気がする」と、すぐに否定的に捉える癖があると、やる前から可能性の芽をつぶしてしまいます。

意識の上では却下しているので、本当は気になっていることがあるのに、「やりたいことがない」と感じるようになるのです。

◇(3)経験していない

上述したような感情的な抑圧や否定的な思い込みがない場合は、現状にはやりたいことがない可能性が高いです。

あなたのやりたいことは、まだ体験したことのないものの中にあるのかもしれません。

私たちは「こういう仕事は向いてない」とやる前からイメージで却下してしまうことも多いですが、情報として知っていることと、実際に体験してみてわかることには大きな差があります。「やってみたら案外面白かった」ということもあるかもしれません。

◇(4)最初のハードルを高く設定している

やりたいことを見つける、というと、ものすごくワクワクするようなものじゃないとダメだと思っていたりしないでしょうか。

今やりたい仕事をしている人たちでも、恐らく最初から大好きなことが見つかったという人はまれだと思います。

また、やりたいことが見つかっても、それでお金が稼げるか、必要なスキルがあるか、結果を出せるか等を考えすぎて、やる前から挫折してしまう人も多いです。そういう点でも、最初のハードルが高すぎると、やりたいことが見つかりにくくなってしまうようです。

◇(5)周りにモデルケースがない

周りの環境は自分に大きな影響を与えます。

もし、周りにやりたい仕事をしている人が誰もいなかった場合は、「やりたい仕事をして、楽しく過ごす」というイメージが湧きにくくなり、心理的なハードルがぐっと高くなります。

また、周囲に相談したとしても「やりたい仕事をするなんて無理に決まっている」など、ネガティブな反応が返ってくることもあるかもしれません。

■やりたいことを見つける方法

では、やりたいことを見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。

◇(1)毎日の感情の動きをメモする

やりたいことを見つけるためには、感情の動きに注目する必要があります。

毎日の中で、嬉しい・楽しいといったポジティブな感情が出た時と、嫌だ・やりたくないといったネガティブな感情が出た時に、どんなことがあったのかをメモします。なぜ楽しいと思うのか、なぜ嫌だと思うのかについても、理由を詳しく考えてみましょう。

これを続けていくと、次第に自分の好きなことや嫌いなことが明確になってきます。その時に注意するポイントとしては、どんな内容であったとしても、「こんなこと思っちゃいけない」と否定しないこと。ありのままの自分の気持ちを見つめてみましょう。

◇(2)やりたくないことは少しずつ止めていく

やりたいことがわからない人でも、やりたくないことは案外簡単にわかるものです。

やりたくないことばかりやっていると、好きなものを感じるアンテナが鈍くなってしまうので、「今回の飲み会は断ってみよう」「この仕事は断ろう」等、できる範囲でいいので少しずつ止めていきましょう。

やりたくなくてもやらなければならないことも多いと思いますが、どうすればやらなくても済むのかに知恵を絞りたいものです。

◇(3)「何となくいいな」と思うことはすぐにやる

最初から大好きなことが見つかるとは限らないので、「何となくいいなと思う」その感覚を大切にしましょう。少しでも気になることがあれば、取り組んでみると、次の気になることが見つかります。そうやって続けていくうちに、本当にやりたいことに出会えるようになる可能性が出てきます。

ただし、ひらめきには賞味期限があります。いいなと思ってもしばらく放置していると、何のことだったか忘れてしまいますので、ピンときたらすぐに計画に移すよう心掛けましょう。テンポよく行動に移せると自信もついてきます。

◇(4)未体験のお誘いにはとりあえず乗ってみる

未体験のことには、「面白いかどうかわからないけど、試してみようかな。もしかしたら楽しいかもしれないよね」と好奇心を持ってみましょう。

お誘いに乗るときは、受け身的な感覚ではなく、自分なりの目的を持って主体的に臨むのがポイントです。

また、誘われたけどやりたくないと思ったことでも、それが「嫌」ではなく「怖い」という感覚の場合は、ぜひやってみることをおすすめします。なぜなら恐れとワクワクは紙一重だからです。怖いと思うくらい、やりたいことなのかもしれません。

◇(5)好きな仕事をしている人から話を聞く

自分の好きな仕事をしている人がいたら、ぜひその人から話を聞いてみてください。そういった人が身近にいない場合は、探してみて会いに行くといいですね。

好きな仕事をしている人の持つ感覚や考え方に触れると、自分の中にあった無意識の制限が取れることも多いものです。

また、その人から自分の才能や長所についてフィードバックをもらうのもおすすめです。自分にとって当たり前のことの中に才能が隠れていることも多いので、他の人から教えてもらうことで、自分に対する理解がさらに深まっていくでしょう。

■自分のハートが答えを知っている

やりたいことがわからない時は、何をしていても、もやもやするものです。

ですが、好きなこと・やりたいことがない人はいません。自分の感情がヒントをくれますので、どんなときに楽しい・嬉しいと感じるのか注目して、ポジティブなアンテナの感度を良くしていきたいですね。

何となくいいなと思うものから取り組んでいくと、やりたいことのヒントが見つかっていきます。あなたが心からやりたいと思える仕事に出会えますように。

(高見綾)

※画像はイメージです

5/26 19:10 マイナビウーマン

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